Dr.真吾のBOOK健康相談室

Dr.真吾のBOOK健康相談室

一覧に戻る


トップページに戻る

【今月のお悩み】糖尿病を引き起こす原因の多くは肥満ですが、なぜ太ると糖尿病になりやすいのでしょうか。

血糖値は、食後や飲酒後、ストレスがたまったときなど、さまざまな理由で上昇しますが、上昇した血糖値を下げるのはインスリンしかありません。インスリンの働きがいいかどうかで、私たちの血糖値が決定づけられてしまうといえます。
肝臓や筋肉、脂肪細胞がインスリンの作用によって血液中のブドウ糖を細胞内に取り込むと、その結果として血糖値が下がりますが、これらのうち脂肪細胞はブドウ糖を取り込む効率が悪いにもかかわらず、インスリンを大量に奪い取ろうとします。そのため、脂肪がふえるとせっかく膵臓から分泌されたインスリンが効率的に利用できなくなるのです。

このように、インスリンが使われないために、ブドウ糖がだぶついたりする状態を「インスリン抵抗性がある」といいます。体脂肪が多い状態が続くと、血糖値を正常に維持するためには大量のインスリンが必要となり、ある日を境にインスリンが枯渇し、正常に分泌されなくなります。また、たとえ分泌されてもほとんど作用しなくなります。この日が糖尿病発症の日であるともいえるのです。
健康診断などで要注意などの結果が示されるきっかけは、たいてい体重増加が関係しています。つまり、食生活が安定していて体重変動がなければ、結果が急に悪くなったりすることはめったにありません。血糖値やコレステロール、血圧、尿酸値などが急に上昇するときは、体重が急増していることがほとんどなのです。
したがって、少し体重が増えてきたら自分の健康状態をチェックしてみるなど、常に自分のベスト体重をキープすることを心がけるだけで多くの病気を予防することができます。

「この体重を超えたら健康卜ラブルが続発する」という境界線にあたる体重を、健康限界体重といいます。これは、体重そのものではなく、生活習慣病の引き金となる内臓脂肪の量の影響を受けており、体型の特徴によって個人差があります。下半身が太いかどうか、おなかが出ているかどうか、身長に対して足が長いかどうか、骨格の特徴はどうかなどによって左右されます。

これをわかりやすく数値化した指標がBMI(Body Mass Index)です。BMIは体重(キロ)を身長(メートル)の二乗で割ることで求められます。
BMIと糖尿病の有病率は密接にかかわっており、もっとも糖尿病を遠ざける状態はBMI=22.8です。BMI=24を超えると糖尿病の発症率は飛躍的に上がってしまうため、BMI=22.8の維持を目標に体重管理に努めることが糖尿病改善のポイントとなります。

〜もっと詳しく〜

糖尿病らくらく克服術

自力で糖尿病を克服することに成功した体験談に沿って、さまざまなテクニックを紹介。あなたにぴったり合った改善法が必ずや見つかることでしょう。

お求めはこちらから