Dr.真吾のBOOK健康相談室

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【今月のお悩み】肩が痛いのですが、冷やしたほうがいいでしょうか?温めたほうがいいでしょうか?

「冷やす」「温める」を間違うとまったく逆効果になりますので注意してください。
冷やすのは、急性の痛みです。久しぶりにテニスをしたとか、重い荷物を持った、振り返った拍子に筋違いを起こしたなど、突発的な理由があって肩が痛むときには、市販の冷たい湿布やコールドバックなどを使って患部を冷やすと、痛みがやわらぎます。
ただし、患部を冷やしてよいのは、せいぜい2〜3日まで。冷やし続けると血液の流れが悪くなるので注意しましょう。

温めるのは、慢性の痛みやこりです。痛みはじめてから2〜3日が経過した人や、長年、デスクワークなどについていて肩こりが職業病のようになっている人などは、肩を温めることが治療の基本となります。

肩こりは、肩の筋肉が緊張して血行不良になっている状態のことです。ですから、温めることで筋肉の緊張がほぐれ血流がよくなってたまっていた老廃物が押し流され、同時に酸欠状態も解消されて、こりや痛みがひいていきます。

続いて、外用薬の効果的な使い方についてお話しましょう。
急な肩の痛みに襲われたような場合には、基本的に冷やすタイプを使います。患部を冷やす外用薬には、貼って使う湿布タイプのほかに、ローションやクリーム、ゲル、スプレーなど、さまざまな形状のものがあります。皮膚が弱くかぶれやすい人には塗って使うタイプのものがおすすめです。
温める湿布は、冷やすタイプ以上にかぶれやすいので要注意です。一度貼った湿布は1〜2時間ぐらいではがすこと。あまり長時間貼っていてもそれ以上の効果は望めませんし、むしろかぶれの原因になります。また、蒸しタオルをあてたり、使い捨てカイロで代用するのも一つの手です。

頑固なこりや痛みに悩んでいる人は、冷やすタイプと温めるタイプを交互に使うと、より一層効果があります。冷やすタイプで痛みを抑え、温めるタイプで緊張をゆるめる。これを繰り返すことで。こりや痛みがグッとやわらぎます。
ところで、一つ注意していただきたいのは、肩のこりや痛みに、ただの肩こりとそうでないものがあるということです。
ただの肩こりでないというのは、首の骨またはその周辺に異常がある場合です。
たとえば、首の骨そのものが老化によって衰える変形性頸椎症、首の骨と骨の隙間がずれている椎間板ヘルニア、首の骨や中に腫瘍ができている場合などがあります。

  • 腕がしびれる
  • 腕に力が入らない
  • 吐き気やめまいがする
  • 首を曲げていくと首の骨に痛みが走る
  • いつから痛みがしたのかはっきりしない
  • こっているポイントがはっきりしない

こうした心配な肩こりの症状がある場合には、病院でみてもらいましょう。

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