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【今月のお悩み】片頭痛で悩んでいます・・・予防法や改善方法はありますか?

  • 「中学生の頃から時々ズキズキと頭が痛むようになった」
  • 「ゴルフのとき、後半のラウンドになるといつも頭痛がする」
  • 「家事をしていると、ズキン、ズキンと脈打つような頭痛が起きる」
  • 「どきどき頭がガンガンと痛む」
  • 「仕事が終わり、家に帰ったとたんに頭痛に襲われる」

このような痛みはすべて片頭痛です。

片頭痛という名前から「頭の片側だけに起こる頭痛」と勘違いしている人がいますが、実際にはそんなに単純なものではありません。頭の片側だけが痛む場合ももちろんありますが、両側が痛むこともあれば、前頭部だけが痛むこともあります。また、痛む場所が変わることもあります。

片頭痛は、頭蓋骨に沿った動脈の一部が急に広がって、血管に沿って走っている神経を刺激するために生じます。そのため、しばしズキン、ズキンという脈動性の痛みとなったり、嘔吐するほどの強い痛みになることがあります。
また、片頭痛は、痛みはじめる前に何らかの前触れがあるという特徴があります。

  • 「目の前に光や星のようなものがチラチラする」
  • 「生あくびが出る」
  • 「首筋や肩がこる」
  • 「目の前が真っ白になる」
  • 「目の前に帯状の光が広がる」

など、人によって多少異なるものの、頭痛の前に何らかの予兆があるのです。ほとんどの方が日常的に訴えるちょっとした頭痛は、たいていがこの片頭痛です。

突然、ガンガン、ズキンズキンと頭が痛み、仕事や勉強に支障をきたす片頭痛。でも、たいていの片頭痛は、市販の鎮痛薬を飲むだけですぐに治まります。
また、鎮痛薬を飲まなくても、こめかみや眉毛の上をもんだり押さえたりすると、痛みが軽くなることがあります。
こめかみには側頭動脈が、眉の上には眼窩動脈がそれぞれ走っています。ですから、そこを押さえると、動脈の拡張が抑えられて痛みが軽くなります。

後頭部が痛むときには、後頭部から頭部のてっぺんに向かって走っている後頭動脈を押さえたりもんだりするといいでしょう。
また、「氷枕を使うと頭痛がラクになる」という人がいますが、片頭痛の場合は、これも効果があります。氷枕で後頭部の動脈を冷やすと、血液の流れが減って血管が広がりにくくなるため、痛みが抑えられるのです。
ただし、冷やしてラクになるのは片頭痛だけです。緊張性頭痛などは、首や後頭部を冷やしても痛みが軽くなるのは一時的です。

ほかにも、コーヒーや紅茶など、カフェインを含む飲み物は血管が広がるのを抑えるため、それらを頻繁に飲むことも予防策になります。
市販の鎮痛薬や民間療法で治まらないほどの痛みの場合は、専門医のいる病院へいきましょう。

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