健康ワンポイントレッスン

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「アルギニン」

背の伸び率が高まる効果

アミノ酸の一種であるアルギニンを子供に投与すると背の伸び率が高まる効果が見られます。大人に投与すると、精力が高まる、筋肉が発達する、ぐっすり眠れる、などの作用が見られます。経験的に、アルギニンは間違いなく身体に作用しています。

医療現場にはれっきとしたアルギニン製剤があり、成長ホルモンの分泌刺激試験に用いられています。つまり、アルギニンを点滴で投与して、成長ホルモンの自己分泌が高まるかどうかを調べる検査です。もし、分泌が高まらなければ、成長ホルモン分泌不全症と診断されます。

メディカルサロンでの経験によれば、子供の背を伸ばすには、内服では一回に3〜6gの投与が必要です。大人には一回に3gの投与で有効です。背を伸ばす目的の場合は、投与量を多くしなければいけないようです。

また、アルギニンには精力が高まるという作用があります。この効果は男性の皆さんが経験してくれています。たしかに、効果が感じられます。この効果はアルギニンの直接作用でしょうか?それともアルギニンが成長ホルモンの分泌を刺激した結果の成長ホルモンによる作用なのでしょうか?よくわかっていません。

筋肉が発達したり、背が伸びたりするのは「蛋白同化作用」と言われるものです。医学の世界では、○○を作り出す作用のことを「○○同化作用」、○○を分解していく作用のことを「○○異化作用」と言ったりします。成長ホルモンには蛋白同化作用があります。

アルギニンを摂取すると眠くなる、という子供がいます。この眠くなるというのは、成長ホルモンの作用の一つです。日中に転寝(うたたね)をする子供がいますが、その瞬間に採血して血中成長ホルモン濃度を測定してみると、血中濃度が高まっているのが確認されます。夕方4時ごろにいつも眠くなる、という子供はその時間に採血して測定してみたらいいかもしれません。

アルギニンは何かと健康管理に利用できます。大人の場合は、やはり「ぐっすり眠る」「精力を高める」という目的で利用するのがいいでしょう。「ぐっすり眠る」ことを目的でアルギニンをとっている女性からは、「アルギニンを摂取した翌日は、肌がプリッとする」と語る人が増えています。おそらく成長ホルモンを介する作用でしょう。

しかしながら、アルギニンには弱点が2つあります。

1つはまずいことです。こんなに美味しくない成分はめったにありません。もう一つは一回に3g前後を摂取しないと効果が見られないということです。3gというのは大量で、顆粒にしないととることはできません。カプセル剤で3gを摂取するのは至難です。つまり、まずい顆粒を3gもとらなければいけないのです。

でも、その効果を知っている人は、頑張って飲んでいますので、健康管理上、本当に優れた成分であるように思います。