健康ワンポイントレッスン

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「動脈硬化が突然死を呼ぶ」

筋梗塞、脳梗塞、脳出血の発症

病気による突然死の原因で、圧倒的に多いのは心筋梗塞と脳梗塞です。心筋梗塞は心臓の筋肉の病気ではありません。心臓の血管の病気です。また、脳梗塞は脳の細胞の病気ではありません。脳の血管の病気です。

血管というのは、ご存知のとおり、血液の通り道となる細い管のことです。

長年使った水道管を例にしてみましょう。水道管の中は、当然錆ついて、内腔が狭くなっています。血管もそれと同じです。年月とともに、血管の内側にねっとりとしたヘドロ状のものがこびりついてきます。そして、内腔がデコボコになり、狭くなってくるのです。この状態が動脈硬化です。

錆びた水道管なら、洗剤を流して錆びをとることもできますが、一度狭くなった私たちの血管は、手術のような医療を施さないと内腔を広げることができません。

血管内腔が狭くなるという動脈硬化は、若いころから少しずつ進行し、残念ながら、一度進行した動脈硬化は元に戻すことはできないのです。年齢とともに動脈は硬化し、いつの日か血管が詰まってしまうか、破綻する日を迎えることになります。

「血管の閉塞・破綻=心筋梗塞、脳梗塞、脳出血の発症」なのです。

長生きするためには、動脈硬化が進行するスピードをできるかぎりゆっくりにしてあげることが大切です。80歳や90歳を超えても頭脳明晰でぴんぴん元気でいられるかどうかは、動脈硬化の程度に比例するといっても過言ではありません。

目指すは柔軟で、しかも伸展性富んだ動脈。では、どうすれば動脈がいい状態を保ち続けることができるのでしょうか。

動脈をいい状態に保ち続けるには・・・

血圧やコレステロール、中性脂肪、糖尿病、タバコ、ストレス、肥満などはすべて動脈硬化を進行させる元凶です。これらの危険因子を除去して、血管を常にベストコンディションにおけるよう努力することが大切です。

そして、人体にはただ一つ、動脈硬化を防止する成分があります。それが善玉コレステロールです。正式にはHDLコレステロールといいます。HDLコレステロールの数値が高い人は、それだけで動脈硬化があまり進まず、長生きの確率が飛躍的に高くなっているといえるでしょう。目標ラインは60mg/dl以上です。

リラックスした毎日を送っていれば、善玉コレステロールは上昇し、逆に、ストレスがたまっていると善玉コレステロールは低下してしまいます。また、タバコを吸っても、体重が増えてもやはり低下するのです。まさに、善玉コレステロールは健康状態を映し出す鏡といえるでしょう。

この善玉コレステロールを上昇させる食べ物のキーワードは、青魚とクロムです。クロムはミネラルの一種で、アサリやハマグリ、海藻類などの海の底に潜む生物や植物に多く含まれています。海産物をあまり摂取しない人は、クロムをサプリメントで補うことをおすすめします。

ただし、過剰摂取はよくありませんので適量を心がけましょう。