健康ワンポイントレッスン

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「喫煙 冷静にデータを知る」

タバコには実に200種類を超える有害物質が

オフィスはもちろんのこと、路上やタクシー、レストラン、そして自宅でも禁煙を強いられ、たばこの値段も高騰するばかり。愛煙家にとっては厳しい時代、いっそのこと禁煙してしまおう!と思いつつ、「なかなかやめられない」のが現実のようです。

ニコチンは、神経の細胞と細胞のつながりに一役買っています。つまり、ニコチンは体には必要な成分なのです。もともとタバコを吸わない人は、ニコチンの自己活用能力が十分にあります。

しかし、喫煙が常習化すると、体内でのもともとのニコチン活用能力が低下し、外来のニコチンに依存する体になってしまいます。ヘビースモーカーが突然タバコを中止すると、ニコチン欠乏状態になり、イライラするなどの症状がでてくるのはそのせいです。ニコチンの自己製造能力が回復するまでは数日かかります。この数日間が苦しいため、たいていは挫折してしまうのです。

さて、「たばこは百害あって一利なし」といわれますが、実際には一利二利はあるようです。愛煙家が自然とたばこを求めるのは、たばこには心身を落ち着かせる効果があるから。ニコチンにはその意味では脳にプラス効果をもたらしているのでしょう。

とはいえ、たばこは確かに健康被害をもたらします。たばこが健康に悪影響をもたらす成分としては、ニコチンやタールが知られていますが、実に200種類を超える有害物質が含まれています。

冷静に喫煙のデータを知る

  • たばこを20本吸う人の肺がん発症率は吸わない人の発症率の約9倍
  • たばこを吸う男性の喉頭がんの発症率は、吸わない人の32倍
  • 一日に20本吸う男性が40歳代で心筋梗塞を発症する確率は、吸わない人の3倍以上

また、ある研究によると、夫がたばこを吸うか吸わないかで、妻の肺がん発症率に約2倍の、たばこを吸う夫婦の子どもが小児ぜんそくを発症する確率に約3倍の隔たりがあったそうです。周囲の人にまで、その悪影響があるというイメージを強く持ってください。

「体のすべてを若く保つ、若返らせる」ということが私の目指す健康管理学のテーマです。若々しさを保つには、体のあらゆる部分を老けさせてはいけません。たばこが肺を老け込ませることは確実です。

喫煙者に多いがんや心筋梗塞に見舞われなくても、たばこを一本吸うごとに肺へのダメージは蓄積していきます。75歳を超えるころから、少し運動しただけですぐ息切れがするという症状がでてきます。心肺機能が低下するからです。

90歳を超えても活力旺盛な人生を設計する上では、冷静にデータを知り、やはり”たばことは縁を切るしかない”と心の奥底で認識しておいてほしいものです。