健康ワンポイントレッスン

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軟骨を強化する

30歳代の颯爽とした姿の人と80歳の人を見比べてください。30歳代は地面から身体がスッとまっすぐに伸びています。膝関節もまっすぐで、腰も曲がっておらず、ぴんと胸を張っています。歩いている姿も美しいものです。ところが、80歳になると膝がなんとなく曲がり、腰が少し前かがみになっています。歩く姿も弱弱しく感じます。

なぜそのように変化するのでしょうか。原因は、「軟骨の衰え」です。年をとると骨と骨のつなぎ目を取り巻く軟骨が磨り減って、変形してしまいます。その結果が、老人特有の体型とスタイルなのです。しっかりとした軟骨を維持することは、見た目の老化を阻止する上で、とても大切です。

また、高齢者に多い「膝の痛み」の原因も、膝関節の軟骨の衰えです。若々しい姿、若々しい生活を維持するために、軟骨を若く保つこと、軟骨をよみがえらせることは必須のことと言えるのです。

軟骨を作る「司令塔」は軟骨芽細胞と呼ばれる細胞です。この細胞が軟骨の原料を取り込んで、軟骨を作ります。軟骨は、コラーゲンやグルコサミノグリカンやコンドロイチンでできています。まず、軟骨芽細胞は、コラーゲン線維を作ってスポンジのような土台を固めます。さらに土台の隙間にグルコサミノグリカンやコンドロイチンを詰め込み、立派な軟骨を完成させるのです。軟骨芽細胞の機能は加齢とともに衰えていきます。そして原料のひとつであるコンドロイチンも、20歳をすぎると体内での製造能力が失われてしまいます。年をとるほど、軟骨は、材料も不足、司令塔も機能低下状態になってしまうのです。ということは、軟骨芽細胞を活性化させ、軟骨の原料を補給することさえできれば、軟骨は若返るということです。

軟骨芽細胞を活性化させるためには、胎盤エキスであるプラセンタの投与が有効です。胎盤には、たったひとつの受精卵を立派な赤ちゃんへと育てていくための成長因子がたくさん含まれています。軟骨芽細胞成長因子もそのひとつです。また、成長ホルモンが軟骨の合成を促すことも知られています。

軟骨原料となるグルコサミンは、エビの殻に含まれていますので、サクラエビや小エビのから揚げなどを積極的に食べるといいでしょう。コンドロイチンは、軟骨に多く含まれています。トリのナンコツなどを積極的に食べてください。

サクラエビや軟骨料理ばかり食べるのは無理だという場合は、サプリメントを利用しましょう。すでに「膝が痛い」「腰が痛い」などの症状が出ている人の場合は、すぐに飲み始め、痛みが治まるまでつづけてください。症状がまだないという人も、予防のために摂取するようにしましょう。いったん磨り減ると、身体能力は取り返しがつかないほど衰えます。予防に重点をおきたい人には、2か月のうち1か月は、グルコサミン、コンドロイチン系のサプリメントをとることをおすすめします。

軟骨を強化する