健康ワンポイントレッスン

健康ワンポイントレッスン

一覧に戻る


トップページに戻る

連日の飲酒は疲労の原因

気づいていない人も多いかもしれませんが、連日の飲酒が疲労の原因となっている場合は少なくありません。お酒は、「百薬の長」ともいいますが、飲み方によっては、まさに毒にもなるということです。

お酒と疲労感の組み合わせを聞くと、肝機能の異常を連想する人が多いかもしれません。過度の飲酒によって脂肪肝になったり、肝機能の検査値に異常が出るのはよく知られていますが、肝機能に異常がなくても、なんとなく疲れる、体がだるいといった症状が現れる場合もあります。健康診断で問題がなかったからと思っていたら大問題です。

毎晩晩酌をする人は、アルコールを分解するのに、毎晩エネルギーを消費しています。お酒を飲むと、その余分なエネルギーを使っているのです。特に何も食べずにお酒を飲むような人は、アルコールを分解するのに相当なエネルギーを使いますから、疲労感もかなりのものです。

アルコールを分解するためのエネルギーなので、体質としてお酒が強いか弱いかなどは関係ありません。ストレス発散のためにお酒を飲む人は多いと思いますが、過度の飲酒はリフレッシュするどころか、かえって疲労感が増す結果になってしまうのです。

また、毎日飲酒する人の多くが日中に眠気を感じています。そのような人に試しに数日間禁酒してもらうと、日中の眠気がなくなるという感想が多数出てきます。

つまり、多量のアルコールを飲むと睡眠不足のときと同じような状態になるということなのです。眠りが浅ければ疲労が回復しにくくなるので、疲れているときにストレス解消のためとはいえ、アルコールを飲むのは逆効果です。

さらに、アルコールの量が増えるとビタミンB1不足になりやすくなります。ビタミンB1は糖質を分解する酵素をサポートしてエネルギーを生み出す働きがあるので、不足するとブドウ糖がエネルギーに変換されず、脳や体内にエネルギーが補給さえないので、イライラしたり怒りっぽくなります。また、乳酸などの疲労物質が体内にたまり、倦怠感の原因にもなります。

ビタミンB1はアルコールの糖分を分解するのに役立つので、お酒をよく飲む人は積極的に摂りましょう。カツオ、ウナギ、タラコ、サンマ、マダイ、ウニ、ノリなどの魚介類はビタミンB1を多く含んでいるのでおすすめです。

お酒は適量を守り、休肝日を設けながら楽しみましょう。