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そのカラダの不調は「亜鉛不足」が原因かも

亜鉛はミネラルのひとつであり、遺伝子やタンパク質の合成を促したり、酵素と結合してエネルギーを生み出すなどの働きを持っています。体重60kgの成人で2gほどしか体内に存在しない微量の栄養素ですが、その働きは大きく、不足すると新陳代謝の激しい組織や細胞が大きなダメージを受けます。

亜鉛が不足すると起きる症状としては、抜け毛が多くなる、毛髪がパサつく、つめが弱くなる、皮膚や胃腸の障害、ウイルスが侵入しやすくなるため風邪を引きやすくなるなどがあります。そのほか、成長期の子どもだと発育不全、成人であれば性機能の後退が起こる恐れもあります。

また、亜鉛不足が味覚障害を起こすことは有名です。何を食べても薄味に感じたり、口の中に何もないのに苦味や渋みを感じる人は亜鉛不足の可能性が高くなります。今や味覚障害を訴える人は14万人にのぼるというのですから、深刻な問題です。

亜鉛不足を招くのが、レトルト食品、冷凍食品など加工食品に含まれている「フィチン酸」です。フィチン酸は合法の食品添加物で酸化防止、黒変防止、うま味向上、保存料などの目的で入れられるものです。ところが、このフィチン酸はミネラルの吸収を阻害することがわかっています。つまり。フィチン酸をたくさん摂っていれば、子どもも大人も関係なく、自然にミネラルが不足するということ。加工食品の過剰摂取には注意が必要です。

フィチン酸を摂ると不足するのは主に亜鉛ですが、亜鉛が不足すると免疫機能全体が弱くなります。免疫力を上げるには栄養のバランスを整えるのが大切だといわれますが、この場合の栄養バランスというのは、炭水化物、タンパク質、脂質という三大栄養素ではなく、ビタミンやミネラル類をも含めた栄養のバランスのことです。全体のバランスが取れていれば免疫力は強くなりますし、1つでも欠けていれば免疫力はすぐに低下してしまいます。

亜鉛を多く含む食品は牡蠣やウナギ、大豆、納豆、豆腐、そば、緑茶などです。また、胚芽や米ぬかなどにも亜鉛は多く含まれています。

昔の人は玄米を食べていたので自然と亜鉛を摂っていましたが、精米して白米を食べる現代人は、亜鉛という栄養素をみすみす捨てていることになります。玄米食は苦手な人も多いようですが、亜鉛不足を感じるなのならぜひ試してみてください。

亜鉛不足には玄米