健康ワンポイントレッスン

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過酸化脂質の毒性を除去するビタミンE

過酸化脂質」とは、名前のとおり酸化しすぎた脂質(脂肪分)という意味です。空気中に放置されたアブラが酸素と結合したときに、過酸化脂質が生じるのです。ポテトチップスや魚の干物、カップラーメンなどに多く含まれています。活性酵素と同様、「細胞をガン化させる有害物質」と覚えてください。ガン化させるだけでなく、「動脈硬化を進行させる有害物質」でもあるのです。

この過酸化脂質の毒性を除去するのが「ビタミンE」です。当然、ガンの予防効果があると予想され、フィンランドで大規模な調査研究がなされました。3万6265人の成人を集め、血液中のビタミンEの濃度を測定した上で、その後8年間の様子を見たのです。その中から766インのガン患者が発生しましたが、その人たちのビタミンEの濃度は、他の人に比べて低いことがわかりました。とくに低い人の場合、胃ガンや大腸ガンが多かったようです。
活性酵素は、呼吸などの日ごろの活動の中で自然に発生しますので、防ぎようがありません。一方、過酸化脂質は、それを多く含む食品を食べなければいいのです。古くなった魚の干物、油であげてから時間がたった料理、古い油を使った料理、ポテトチップス、カップラーメンなどは、できるだけ食べないことです。「でも、好きなんだから・・・」とおっしゃる方は、ビタミンEを意識して摂取してください。

さて、強い抗酸化作用を持つビタミンEには、心筋梗塞や脳梗塞といった生活習慣病予防のほか、末梢血管を広げ、血行をスムーズにする働きにより、冷えや肩こり、しもやけなどの症状をやわらげる効果があります。
また、ホルモン代謝や更年期障害の症状を軽減したり、免疫機能強化による感染症予防、風邪予防の効果もあるといわれています。

ビタミンEは、ウナギ、レバー、大豆などの食品に多く含まれています。他にも、モロヘイヤやカボチャなどの緑黄色野菜、落花生やアーモンドなどのナッツ類にも多いです。また、脂溶性ですので、コーン油、ゴマ油、大豆油にも豊富に含有されています。
日常の食事で、ある程度の量のビタミンEをとることができるので、普通にきちんと食事をしていれば、不足するようなことはあまり無いようです。
また、高血圧、甲状腺機能亢進症、糖尿病、リウマチ性疾患で通院中の人は、ビタミンEをとりすぎないように注意しましょう。