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便秘太りの人に朗報!〜αグルコシターゼ

便秘がちの人と、そうでない人を比べると、やはり便秘がちの人は太りやすいようです。食べたものがそのまま腸にとどまるわけですから、栄養がどんどん吸収されますし、水分も吸収されて便が硬くなるので、ますます出にくくなるという悪循環が起こります。

ところで、ごはんやパン、麺、いも類などの炭水化物は、糖の分子が10個以上つながってできています。
口からとった炭水化物は、胃から小腸へと送られる間に、消化酵素「アミラーゼ」によって糖の分子が2個くっついた二糖類にまで分解されます。
そして、二糖類の状態で小腸へ運ばれると、αグルコシターゼという酵素によって、さらに単糖類(ブドウ糖、果糖など)へと分解されます。炭水化物は、この糖分子1つの状態になってはじめて、小腸から吸収されます。

一般的に腸が吸収できる炭水化物の量は、1時間あたり約120グラム=480キロカロリー分です。
ということは、もし200グラム=800キロカロリー相当の炭水化物を食べたとしても、それがすべて1時間で腸の中を抜けてくれたら、吸収されるのはそのうちの480キロカロリー分ですむわけです。

ここでポイントとなるのが、先ほど名前の出てきた消化酵素「αグルコシターゼ」です。
αグルコシターゼの働きは人によって違います。
働きが弱い人は、二糖類を単糖類に分解するのに時間がかかります。腸は単糖類の形にならないと、糖分を吸収することができないので、多くの二糖類は分解も吸収もされないまま小腸の中を運ばれ、やがて大腸へと送られます。

大腸にたどりついた二糖類は、そこでさまざまな細菌の影響を受けて発酵し、炭酸ガスを発生します。この炭酸ガスが大腸の運動を活発にし、排便を促すのです。
つまり、αグルコシターゼの活性が弱い人は、腸から吸収されるカロリーが少ないうえ、便秘をしにくいので、太りにくく、やせやすいのです。

一方、αグルコシターゼ活性の強い人は、食べた炭水化物が軒並み単糖類にまで分解され、吸収されます。
また、小腸でほとんどの栄養や水分が吸収されるため、便が硬くなり、排泄されにくくなる傾向があります。
つまり、αグルコシターゼ活性の強い人は、腸から吸収されるカロリーが多く、しかも便通が悪いため、太りやすく、やせにくいのです。

以上の点から考えると、炭水化物の消化スピードを遅くして、腸での吸収を抑えるには、αグルコシターゼの働きを鈍くすればいいことがわかります。αグルコシターゼの活性を抑える成分としては、桑の葉にふくまれる1-デオキシノジリマイシンが有名です。