健康ワンポイントレッスン

健康ワンポイントレッスン

一覧に戻る


トップページに戻る

食生活によって将来の道は決まる

テレビでアメリカの街並みが映し出されると、100kgぐらいはありそうな巨体の人が普通に町を歩いています。よく衝撃的な映像を流す番組では身動きが取れないほど太った人を紹介しますが、それもたいていは欧米人です。

欧米人は太っていてもすぐには病気にならないからといって食べ続け、200kgや300kgの巨体にまで育つことも可能です。ある意味では欧米人は肥満に対して強い体質を持っているといえるでしょう。

一方、私たち日本人は欧米人のようにぶくぶく太る前に生活習慣病を発症してしまうので、肥満に弱い体質だといえます。
肥満になるとインスリンが過剰に分泌します。日本人はこのインスリン分泌能力が弱いので、欧米人のように何十年も高カロリー状態に耐えられず、短期間で糖尿病を発症してしまいます。すると、食事をしても当分が尿から出てしまうので、今度は体がやせていくのです。欧米人に比べると日本人は太りにくいのではなく、太ることで病気になりやすい体質なのです。
さらに、日本人は肥満遺伝子を持つ人が多いのも最近の研究でわかっています。
β3アドレナリン受容体受容体遺伝子というものがあり、この遺伝子に異常がある人はやせにくい体質です。正常な人に比べると、1日に消費するエネルギーが平均
190〜220キロカロリー少ないといわれています。
この遺伝子に変異のある日本人は、なんと35%。つまり3人に1人は、大りやすくやせにくい体質だということです。ダイエットをしてもなかなかやせにくい人は、遺伝子に変異があるのかもしれません。

この遺伝子は倹約遺伝子のひとつです。倹約遺伝子とは、食べたものを体脂肪に変えて体内にため込むようにする遺伝子のこ。はるか昔、私たちの祖先は厳しい自然環境の中で飢えと闘いながら生きていました。過酷な環境で生き残っていくために、わずかな食べ物から体内にエネルギー効率よく蓄えるような遺伝子を獲得したといわれています。
倹約遺伝子は飢餓に強く、過食には弱いのです。遺伝子レベルの話だと打つ手はないように感じますが、あきらめないでください。3人に1人は太りやすいとはいえ、現実にその割合で肥満の人がいるわけではありません。

太りやすい遺伝子があっても、肥満になる人とそうではない人がいる。その境目となるのは、食生活です。昔は今よりも太っている人はずっと少なく、生活習慣病になる人も少なかつたのは周知の事実です。遺伝子は変わらないのに体質が変わったのは、食の欧米化が進んだからです。

もし、あなたが太りやすい遺伝子を持ち、更に、実際に大っていて、やせる努力をしないなら生活習慣病の道へとまっしぐらでしょう。食生活によって将来の道は決まるのです。