健康ワンポイントレッスン

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「免疫力」がある人は長寿体質

免疫というのは、一言でいうと「自己」と「非自己」を識別して、非自己を排除するしくみです。
このしくみ全体を「免疫システム」と呼びます。つまり、「非自己を排除する力=免疫力」なのです。例えば、カゼをひいた際に熱が出るのは、免疫システムがカゼのウイルスを攻撃して排除しようとするときに起きる生体反応です。

免疫システムの働きが正常で、必要なときにしっかりと機能する状態は、「免疫力が高い強い」と表現されます。反対に、免疫システムがうまく働かず、非自己の侵入を阻上できない状態を、「免疫力が低い弱い」と表現します。

私たちの身の回りで一番多い非自己は、細菌、ウイルス、体内に芽生えたガン細胞です。これらの外敵を撃退する力こそが、まさに免疫力なのです。
免疫システムを担っているのは、おもに血液や体液の中に漂っているリンパ球やマクロファージ、好中球などです。外敵が体内に侵入してくると、これらの細胞がすみやかに自己か非自己かを識別し、共同して働いて、外敵を排除します。

免疫力が強いか弱いかを調べるのには、いろいろな検査がありますが、比較的安価でわかりやすい指標となるのがNK(ナチュラルキラー)細胞活性という値です。
NK細胞は、生まれつき(ナチュラル)外敵を殺傷する(キラー)能力を備えているのでそう呼ばれています。リンパ球の10〜20%を占めていて、体内で芽生えたガン細胞を直接攻撃して破壊します。
NK細胞活性は血液を採ることで調べられます。
NK細胞活性というのは、完全な活性状態と比較してどれくらいの活性があるかを数字で示したものです。
このNK細胞活性が60%以上の人は、免疫力は十分ですので、ひとまず安心しても大文夫でしょう。体内でガン細胞が芽生えても、免疫システムが働いてガンを撃退してくれると考えられます。
NK細胞活性が30%以下になってくると、極めて危険です。免疫力はかなり弱っていて、感染症やガンになる危険性が高いと考えられます。
日本人の死因のトップは依然としてガンですから、長寿のためにガン対策は欠かせません。

ガンになりにくい体質の考え方のひとつは、ガンを芽生えさせる因子を排除することです。たとえば、たばこ、紫外線、過度のストレス、ピロリ菌などがあげられます。
もう1つは、免疫力を高めておくこと。免疫力は芽生えてしまったガン細胞に抵抗する、もっとも有効な力です。免疫力を高めるには、ストレスのない生活を送る、適度な睡眠などのほか、食事によっても高められます。

免疫力の強さによって、あなたがガンになるかどうかが決まると言ってもいいでしょう。不安のある方は、NK細胞活性を定期的にチェックしてみてはいかがでしょうか。