健康ワンポイントレッスン

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心肺機能を高める「タウリン」

肺炎は、今も高齢者の死因の上位にランクされています。多くは、もともと体力のない高齢者がカゼをこじらせた後、肺炎にかかって死に至るといつパターンですが、誰にでも起こる可能性があり、長寿の障害となる深刻な原因の一つといえます。
肺炎の原因の一つは肺炎球菌という細菌です。平成26年からは、高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンが定期接種となりました。

さて、カゼのウイルスや肺炎球菌に感染してしまうのは、免疫力が低下しているのが大きく影響していますが、そこへ心肺機能の働きが弱っているという要素が加わるとダメージが大きくなります。普段から心肺機能を上げておかないと、ふとしたことで短命路線へ進んでしまうことが十分に考えられます。
心肺機能の低下は、文字通り、心臓と肺の機能が弱くなることです。加齢とともに心臓の収縮力が弱くなって、潤沢に血液を送り出せなくなります。
さらに、肺の中の肺胞が壊れるなどして数が減り、空気との接触面積が小さくなります。そのため、肺は体内に十分な酸素を取り込めなくなります。
この二つが、心肺機能の低下の正体です。

心肺機能の低下は、自然な老化現象の一つとして、誰にでも起こります。
心肺機能が低下すると、全身すみずみに酸素と栄養分を供給できなくなります。その結果、疲れやすくなり、疲れが回復しないという状態に陥ります。年を取ると疲れやすくなるといわれる原因の一つは心肺機能の低下であり、短命を招きます。
ゴルフの後の疲労がなかなかとれない、坂道を上るのがつらい、短い階段でも動悸がするなどの症状は、心肺機能の低下によるものです。
心肺機能の低下は自然な老化現象だと述べましたが、だからといってあきらめる必要はありません。

心肺機能は、食生活で回復します。
例えば、アミノ酸の一種「タウリン」。私たちの身体には、体重の約0.1%のタウリンが存在し、心臓、肺、肝臓、脳などのあらゆる臓器や組織に広く分布しています。生命維持に不可欠な成分で、心肺機能を強化する働きのほか、肝機能の強化、血圧の正常化、疲労回復、糖尿病予防などへの効果も知られています。
タウリンは、タコ、サザエ、ホタテ、カニ、イカ、カキ、アサリ、ハマグリ、魚の血合い肉などの魚介類に多く含まれています。どれもスーパーで簡単に手に入る食材ですし、料理のバリエーヽンョンも豊富ですので、意識して摂りたいものです。
ところで、おつまみとしてよく食べられるスルメ。表面に白い粉がついていますよね。これこそがまさにタウリンです。