健康ワンポイントレッスン

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体脂肪がつくメカニズムと、体脂肪が燃えるメカニズム

体脂肪となるのは、食事からとる三大栄養素のうち、主に炭水化物と脂質です。
炭水化物は、体内に入ると分解されて腸管から吸収され、血液によって肝臓に運び込まれ、すべてブドウ糖(グルコース)になります。
このうち一部のブドウ糖は、再び血流に乗って全身の細胞に運ばれ、各細胞内で酸素を使ってエネルギーに変えられます。
すぐに手不ルギーとならなかったブドウ糖は、グリコーゲンに変換され、肝臓に蓄積されます。こうして、体内には常に600キロカロリー程度のグリコーゲンが蓄えられています。
血中のブドウ糖が手不ルギー源として消費されて減ってくると、蓄えられていた肝臓内のグリコーゲンがブドウ糖に戻り、血液中に再放出されてエネルギー源となります。
ご飯や甘いものなど炭水化物をたくさん摂取して、血中のブドウ糖も肝臓のグリコーゲンも十分に満たされていると、余ったブドウ糖は中性脂肪に姿を変え、脂肪細胞の中に蓄えられるのです。

一方、脂質は、口から入って小腸に到達するまでの間に、脂肪酸とグリセリンに分解されます。脂肪酸は小腸で吸収されますが、その後、ふたつのルートに分かれます。
ひとつは血液によって肝臓へ送られるパターン、もうひとつは、リンパ管へと送られるパターンです。肝臓に送られた脂肪酸は、そこで再び血中に溶け込みます。一方、リンパ管にまわったほうは、4〜5時間おいてから血中に現れてきます。つまり、脂肪酸は二段階にわたって血中に現れるため、血中の脂肪酸濃度は常に満たされがちです。しかも、脂肪酸がエネルギーとして使われるのは、血中のブドウ糖が底をつき、肝臓内のグリコーゲンもほぼ分解されてから。
必要濃度を満たしてもなお、余っている脂肪酸は、すべて脂肪細胞に取り込まれ、中性脂肪の姿で蓄積されることになります。
これが、体脂肪のできるメカニズムです。

そして、このメカニズムを逆に追うと、そのまま体脂肪の燃えるメカニズムになります。
身体のどこかでエネルギーが必要になると、その部位にある細胞は、すばやくエネルギー源を獲得しなければなりません。
このとき、まっ先にエネルギー源となるのが、血中のブドウ糖です。
血中のブドウ糖がある程度使われると、今度はグリコーゲンの分解が始まります。
そうして、グリコーゲンが分解され始めた後にゆっくりと血中の脂肪酸が使われるようになります。血中の脂肪酸濃度は、一定に保たれようとします。したがって、血中の脂肪酸がエネルギー源として消費され始めると、脂肪細胞に蓄積されていた中性脂肪の分解も同時に始まります。中性脂肪は分解されて脂肪酸に戻り、血中に溶け込んでエネルギー源となります。

これが「体脂肪が燃える」という現象です。体脂肪が燃焼し始めると体重は減ります。