健康ワンポイントレッスン

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「うつ」や認知症を防ぐ「赤身肉」

閉経後の女性は適度に肉を食べた方がいいといわれています。
80歳を超えて認知症にもならずに元気でいる女性は、コレステロール値が高いというデータがあります。250〜300mg/dl、あるいは、300mg/dlを超えている人もいます。

コレステロールは神経細胞の膜をつくる物質で、脳内脂質の20〜30%を占めています。女性はコレステロールからつくられます。女性ホルモンは脳細胞を刺激すると同時に、シナプスという脳の中の情報伝達を行う構造をサポートするといわれています。このことから、血中の女性ホルモンの濃度が高い人はうつや認知症になりにくいといえるのでしょう。

逆にコレステロールが少ないと女性ホルモンも少なくなり、脳内の情報伝達がスムーズにできなくなりストレスもたまりやすくなります。
つまり、短命体質に一歩近づくということなのです。

脳内の神経伝達物質のひとつにセロトニンがあります。セロトニンとは、幸福感をもたらす神経伝達物質です。
セロトニンが十分にあると

  • ストレスに強くなる
  • 感情のコントロールや心のバランスを保つことができるようになる
  • よく眠れるようになる

などの効果があります。

一方、セロトニンが不足すると感情にブレーキがかかりにくくなり、うつにもなりやすくなります。

どんどん増やしたいところですが、セロトニンは「トリプトファン」というアミノ酸からしか作られません。このトリプトファンのもっともよい供給源は肉類です。赤身の肉にも含まれているので、女性ホルモンの分泌が減少する閉経後は、積極的に食べるようおすすめします。

年を取って肉を食べなくなってくると、怒りっぽくなったり、精神的に不安定になるのは、肉不足が原因と考えられます。とはいえ、肉だけ食べていればいいということではありません。肉も含めて、バランス良く食事をとることです。魚にもトリプトファンは含まれていますから、魚を食べることも大切です。肉と魚をバランスよくとるのが、うつ病の予防にも体の健康にも一番良いでしょう。

閉経後の女性に限っては、たまには赤身の肉を少量摂って精神的なバランスをとり、長寿を目指すようにしましょう。
また、食事以外でセロトニンを増やす方法として

  • 太陽の光をしっかり浴びる
  • 一定のリズムの運動をする(10〜20分程度のウォーキングなど)
  • 深呼吸する

というのも効果的だといわれています。