健康ワンポイントレッスン

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美肌づくりを支える「ミネラル」

美肌づくりを助ける成分として、アミノ酸やビタミン類が有名ですが、ミネラル類も忘れてはいけません。
私たちのカラダの約4パーセントはミネラルでできていて、骨や歯を構成しています。また、体内では、皮膚や臓器の新陳代謝、筋肉の収縮など、さまざまな化学反応が起こっていますが、ミヽネラルは数多くの化学反応をサポート
する役割を担っています。肌においては、表皮や皮下組織の細胞の新陳代謝を活発にして、健康で美しい肌づくりを下から支えています。

さて、人間のカラダに必要なミネラルは29種類あり、そのうち肌に欠かせないミネラルとして、よく知られているものに、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、イオウがあります。
亜鉛はタンパク質の分解・合成に関与するミネラルで、肌細胞の新陳代謝や、コラーゲンの合成を促進するなど、美肌づくりに欠かせない存在です。また、活性酸素を阻害して細胞を保護したり、免疫力を高めたりする働きもあり、不足すると、肌の再生機能やバリア機能がダウンして肌あれが起こりやすくなります。
銅は、肌の弾力を維持するのに関与しています。コラーゲンは線維芽細胞によってつくられたタンパク質のヒモのようなものですから、単独では役に立ちません。多数のコラーゲンが絡み合って、はじめて弾力のある皮下組織をつくることができます。コラーゲンが結びつくときに、リジルオキシダーゼという酵素が働きますが、その酵素を活性化させるのが銅です。銅が不足すると、コラーゲン同士はしっかりと結合できず、肌のハリは失われてしまいます。
もうひとつ、肌の弾力に関わりを持つのがマンガンです。皮下組織は、コラーゲンとエラスチンという二つの線維の網の目の隙間を、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸、ヘパラン硫酸などのゲル状物質が満たすことでできています。
これらのゲル状物質を合成するには、糖転移酵素という酵素が必要ですが、この酵素を活性化するのがマンガンです。したがって、マンガンが不足すると、肌の弾力も低下することになります。
ヨウ素はタンパク質の合成やエネルギーの代謝に関与しており、健康で美しい肌や髪を保つ働きがあります。
温泉の成分としてよく知られるイオウは、タンパク質やホルモン、酵素の合成などに関わり、不足すると肌細胞の新陳代謝が悪くなります。

ミネラルは、貝類、レバー、豆類、海草類、野菜、くだものなど幅広い食べ物に含まれていますから、バランスのよい食事をとっていれば不足することはありません。
しかし、食生活の変化によって豆類や野菜、果物の摂取量は減っています。また、ミネラルは水に解けやすく、熱にも弱いので、調理の途中でその多くが失われてしまいます。偏食の激しい人やダイエットなどで食事の全体量の少ない人などは、ミネラル不足が起こりやすいので、サプリメントを利用して適度に補った方がよいでしょう。