健康ワンポイントレッスン

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「腎臓」をいたわる

腎臓はいつまでもなく、大切な臓器です。健康で長生きするためには、腎臓をいかに健康に保つかを考えなければいけません。最低限必要なリスク回避は、塩分の節制です。
さて、その腎臓ですが、どこにあるかご存知ですか?
腎臓は、そらまめのような形をした握りこぶしくらいの臓器で、腰のあたりに左右対称に二つあります。

では、腎臓の役割は何でしょう。
「血液をろ過して、尿をつくること」くらいは答えられるでしょうか。腎臓の働きが悪くなると尿が出なくなり、老廃物や毒素がカラダに蓄積してしまいます。
もちろん、これも重要なのですが、じつは、ほかにも、あまり知られていない大事な働きがあります。いくつかご紹介しましょう。

■血圧を調節する

腎臓は、塩分と水分の排出量をコントロールすることによって血圧を調整しています。
血圧が高いときは、塩分と水分の排出量を増加させることで血圧を下げ、血圧が低いときは、塩分と水分の排出量を減少させることで血圧を上げます。

■血液をつくる

血液は骨髄の中にある細胞が、腎臓から出るホルモンの刺激を受けてつくられます。
腎臓の働きが悪くなると、このホルモンが出てこなくなるので、血液が十分につくられず貧血になることがあります。

■体液量・イオンバランスを調節する

腎臓は体内の体液量やイオンバランスの調節をしています。腎臓が悪くなると体液量の調節がうまくいかないため、体のむくみにつながります。また、イオンバランスがくずれると、疲れやめまいなど、体にさまざまな不調が現れることがあります。

このように腎臓は、尿だけでなく、血液や水分、ホルモンなどを通して、体内環境を全体にわたって調整する役割をしています。それだけに、もし腎臓に異常が起こると、からだのさまざまな部分にいろいろな障害が生じます。

腎臓の病態は、大きく分けて、腎炎、ネフローゼ症候群、腎不全の三つがあります。

腎臓病は「検査値は正常の範囲だけど腎臓の機能が弱っている」程度の時期には、日立った自覚症状がないのが特徴です。
前出のむくみのほか、カラダがだるい、疲れやすい、動悸、頭痛などのごくありふれた症状が腎機能低下のサインですが、これらの症状と腎機能を結びつけて考えることは、通常ありません。それだけに、気がつかない間に進行し、取り返しのつかない状態になってから「病気だ」と診断される怖い病でもあります。
腎不全の治療には、大量の内服薬、食事や水分の制限、人工透析などが必要になります。人工透析を受けるようになれば、週3回くらいは病院に行って、4時間ほどかけて透析を受けなければなりません。
一度腎不全になってしまうと、そこから先の未来は決して明るくありません。なってから後悔しても遅いのです。普段から塩分量に気をつけ、腎臓に負担をかけないように心掛けておかなければなりません。

腎臓