健康ワンポイントレッスン

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ご飯や麺のカロリーをカットする不思議なお茶

たいていの人は、食事のときにお茶を飲んでいると思います。そのお茶をひと工夫するだけで、大きなダイエット効果を得られるなら、利用しない手はありません。

医学的にダイエット効果があると認められ、おすすめなのは「桑の葉」のお茶です。

桑の葉茶に含まれる「DNJ」という成分には、小腸の壁にあるα-グルコシダーゼという消化酵素の作用をブロックして、カロリーの吸収を阻害する働きがあるのです。
もう少し詳しくお話ししましょう。

口からとった食べ物のうち炭水化物は、胃から十二指腸へと送られる間に、様々な消化酵素(ジアスターゼなど)によって糖の分子が2個くっついた二種類にまで分解されます。そして、二糖類の状態で小腸へ運ばれると、小腸の壁にある消化酵素α-グルコシダーゼによって、さらに単糖類(ブドウ糖、乳糖、ソルビトールなど)へと分解されます。炭水化物はこの糖分子ひとつの状態になって初めて、小腸から吸収されるのです。
このとき、α-グルコシダーゼの活性が弱いと、二糖類を単糖類に分解するのに時間がかかります。腸は単糖類の形にならないと糖分を吸収することができないので、多くの二糖類は分解も吸収もされないまま小腸の中を運ばれ、やがて大腸へと送られます。大腸に辿り着いた二糖類は、底で様々な最近の影響を受けて発酵し、炭酸ガスを発生します。この炭酸ガスは大腸の運動を活発にし、排便を促します。
つまり、α-グルコシダーゼの活性が弱いと、腸から吸収されるカロリーが少ないうえ、便秘をしにくいので、太りにくく、やせやすくなるというわけです。

一般的に、腸が一時間に吸収することのできる炭水化物の量は、一時間あたり約120g=480kcal分です。ということは、もし200g=800kcal相当の炭水化物を食べたとしても、それがすべて一時間で腸の中を通り抜けてくれたら、吸収されるのはそのうち480kcal分ですむのです。

以上の点から考えると、炭水化物の腸内通過時間を速めて腸管でのカロリー吸収を抑えるには、α-グルコシダーゼの働きを鈍くすればいいということがわかります。

ここで役立つのが、桑の葉成分のDNJというわけです。

DNJは、α-グルコシダーゼの働きを抑えて、炭水化物の消化・吸収をブロックする作用があるので、食前に桑の葉茶を飲むことで炭水化物のカロリーをカットすることができるのです。
また、DNJの働きによって消化されなかった一部の炭水化物は、未消化なまま大腸に送られ、炭酸ガスを発生して、大腸の運動を促進し、便秘を改善します。

つまり、桑の葉のお茶には、腸内で糖分の吸収を防ぐ効果と便秘改善という、ふたつのダイエット効果があります。

食事のときはもちろん、運動後やお風呂あがりなどの水分補給には、積極的に桑の葉茶を飲むようにするといいでしょう。