健康ワンポイントレッスン

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すり減ったら戻らない!「膝の軟骨」を守る

膝の関節には、普通に歩くだけでも体重の3倍にあたる力がかかり、階段の上り下りでは体重の5〜7倍もの力がかかります。そのため、ほかの関節に比べて軟骨がすり減りやすい部分です。軟骨は骨と骨との摩擦を緩和して、関節をスムーズに動かすという重要な働きをしていますが、加齢や運動によってすり減ってしまいます。太って体重が多いと、なおさら膝への負担が大きくなり、軟骨の消耗も進みます。そうして、関節のクッション役である軟骨がすり減ると、骨と骨とがこすれて、強い痛みを生じるようになるのです。

激しい運動などをして膝を酷使すると軟骨の損傷はひどくなり、場合によっては膝が変形して、歩くのも困難になる「変形性ひざ関節症」を発症してしまいます。とくに高齢者が運動をするときには膝を痛めやすいので、くれぐれも注意しなくてはいけません。

30代を過ぎたら、将来のことを考え、軟骨消耗の「予防」に取り組み始めるのが賢明です。

膝関節を守る成分としては、グルコサミンが有名です。グルコサミンには、すり減った軟骨を元に戻すと同時に、軟骨が分解されてしまうのを防ぐ働きがあるといわれています。
グルコサミンはもともと軟骨を形成している主要成分のひとつですが、体内での合成能力は加齢とともに低下します。そのため、食べ物から不足分を摂取して、老化による減少を補う必要があります。

グルコサミンはカニやエビなどの殻に多く含まれていますが、食品だけで必要量を補うのは難しいので、サプリメントを利用するのが適当です。
また、グルコサミンは単独で摂取するより、コンドロイチンと併用することで効果が高まります。コンドロイチンは、鳥や豚の軟骨に多く含まれる成分です。
グルコサミンとコンドロイチンの組み合わせは、スポーツ障害の改善にもよく用いられています。運動をすると軟骨の老化が早くなるので、症状がまだないという人も、予防のためグルコサミンとコンドロイチンの摂取をおすすめします。グルコサミンとコンドロイチンのサプリメントを3ヶ月ごとに約1ヶ月間、毎日飲んで補充しておくと、軟骨の老化予防に役立ちます。

すでに膝の痛みを感じているという人は、痛みが消えるまで毎日グルコサミンとコンドロイチンのサプリメントを飲み続けてください。そして、痛みが消えても、さらに1ヶ月間はそのまま服用を続けましょう。その後は、3ヶ月ごとに約1ヶ月間の連続服用を心がけてください。

なお、グルコサミンとコンドロイチンのサプリメントだけでは膝の痛みのとれない人は、プラセンタエキスまたは成長ホルモンの併用をおすすめします。
プラセンタは、軟骨を作る司令塔である骨芽細胞を活性化させる働きがあり、軟骨の修復能力を高めます。一方、成長ホルモンは、もともと子どもの骨や軟骨を作るホルモンで、軟骨の合成を促す働きがあります。