健康ワンポイントレッスン

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「花粉症 キーワードは『ヒスタミン』」

直接の元凶=ヒスタミン

最近、アレルギー性の鼻炎や目のかゆみを訴える人が増えてきました。

そんな症状を感じる日がある、という人は、症状を感じる日に露天で放置されている車を見てください。うっすらと砂がのっていませんか?

わたしは、最近、不思議に目がかゆい日がありますが、ふと「中国からの黄砂かもしれない」と直感して、連動性を調べてみました。その結果、間違いなく黄砂が原因になっている、と答えを出しました。黄砂には中国の大気汚染物質が吸着されている可能性があります。それに対するアレルギー反応であると、わたしは推測しています。

さて、花粉症の季節が近づいてきました。スギ花粉も人体へのアレルギー物質として働きます。他にもアレルギーを引き起こす花粉はたくさんあります。ここで、覚えてほしいのは、アレルギー症状の超キーワードである「ヒスタミン」です。

くしゃみや鼻水を引き起こす直接の原因は、このヒスタミンなのです。鼻粘膜や喉、瞼に潜んでいるある細胞(mast cellと言われます)から、ヒスタミンが周辺に分泌されるとくしゃみや鼻水、涙が出るのです。細胞からヒスタミンが分泌されることを医学用語では、「ヒスタミンが遊離される」と言ったりします。直接の元凶=ヒスタミンをよく覚えておきましょう。

一方で、ヒスタミンは、目を覚まさせる作用を持ちます。「眠気をとる」というガムをかむと、くしゃみをする人がいます。そのガムは、ヒスタミンを一瞬遊離させる作用を持つからです。

となると、「ヒスタミンの作用をとめると眠気が発生する」という理屈が生まれます。実は、その通りなのです。ヒスタミンの遊離を低下させる薬を「抗ヒスタミン剤」と言いますが、このタイプの薬の有名な副作用は眠気です。花粉症の治療薬を飲んでいて、眠気を感じる場合は、薬の副作用だと思ってください。

花粉が粘膜に付着して、いくつかのメカニズムを経過して、最終的にヒスタミンが遊離されて、花粉症が発症します。そのメカニズムのどこかを止めるのが、花粉症の治療です。

私自身は、あるステロイド剤の注射で対処しています。看護師さんにお尻に打ってもらいます。ステロイドは長期連用の副作用は怖いのですが、1回限りの注射による副作用はほとんど心配ありません(女性で生理周期が1回分だけ乱れる人がいます)。この注射は、体内にできてしまった花粉症のメカニズムそのものをいったん解消しますので、1回の注射で1〜2ヶ月効いています。花粉症で悩んでいる人は、一度この注射にチャレンジしてみたらいいと思います。

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