小渕恵三前総理が脳梗塞で亡くなりました。享年62でした。
 日本人の男性の平均寿命は約77歳ですが、若いときから過激に働き続けてきた人の平均寿命は67歳にすぎません。また、営業ノルマや人事問題などで精神的負担も大きい生命保険会社の支社長の平均寿命が63歳であることを考えると、小渕氏が62歳で倒れたのはけっして不思議なことではありません。激務をこなしてきた人としては、あたりまえな年齢といえるでしょう。
 小渕氏は、月に1回、主治医の診察を受けていたそうです。つまり「かかりつけ医」がいたのです。しかも、その半年前には、1週間の入院で体のすみからすみまで入念にチェックしたそうです。にもかかわらず、脳梗塞を起こしています。
 何がいけなかったのでしょうか。


●このメッセージは「あなたの健康を保証する本」(三笠書房)から抜粋しました。全国書店にて発売中のこの書籍を、どうぞお求めください。

 医学は、診断学と治療学で成り立っています。
 診断学というのは、「病的状態を訴える患者を診て病名を予想し、検査で確定させる」という学問です。
 治療学というのは、「治療の方法を考え、その治療を施し、その治療の成果を確認する」という学問です。
 日本の医師のすべては、保険医療制度の庇護のもとで、その2つの学問を追究し、また実践する立場にいます。
 一方で、病気にかからなくするための予防医学も進歩しています。しかし、悲しいことに、予防医学を実践する医療には保険を利かせてもらえません。そのため、その医療に生涯賭けて取り組む医師が皆無なのです。したがって、医師の予防医療的眼力が育ちません。小渕前総理の主治医も、やはり十分な予防医療的眼力をもち合わせていなかったのでしょう。 私は、「健康管理を指導する」というタイプの医療を実践しています。
 人と会うごとに、
 「この人に脳梗塞は起こらないだろうか。起こるとしたら、どのようなパターンだろうか」
 「この人は心筋梗塞にかかりえる体になっていないだろうか」
 「この人の肺ガンの予防対策は万全だろうか」
 「胃ガンが出現する状態になっていないだろうか」
 というようなことに思いを巡らせながら、診察・カウンセリングを繰り返し、一人ひとりへの指導、身体改良の計画に取り組んでいます。

 その日常の中で常々感じるのは、「健康管理には主体性が大切だ」ということです。
 言われるがままに行う健康管理はいけません。あなたのポリシー、生活信条を貫くことは大切です。とはいえ、独善的な健康管理はもっといけません。あなたが求める生活を実現しながらも、医学的根拠の明確な健康管理が無意識のうちに実践されている。そんな健康管理を目指してほしいのです。
 あなたの主体性を中心として、予防医療的眼力のすぐれた医師からアドバイスを受けながら、築き上げていく壮大なドラマが健康管理なのです。そのドラマを展開させていくためには、人の体や健康、医療のことについて、あなた自身に十分な知識がなければいけません。
 健康管理の究極は以下のとおりです。
 「重病にかからないことをやみくもにあてにするのではなく、重大なトラブルが起こりようのない状態へと自分の体を導いていく」

 ガンにかかってから、脳梗塞を起こしてから、言い訳しても何の役にも立ちません。主体性をもって、身を守ることが大切です。その指導のために私は日夜頑張っています。
 「健康大国日本」の中に示された内容を見事に習得することが、主体性のある健康管理を行っていく第一歩だと強く認識して、このホームページとのおつきあいを始めてください。



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