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“食生活の欧米化”は健康の大敵

 さて、最近の日本では家畜の肉の摂取量が飛躍的に増え、魚介類の摂取量が減りました。「価格的に安価な輸入牛肉が入手されることと、肉類は調理しやすい」という点に立脚しています。そして、全体的に高脂肪食化しています。 この食生活の変化は「食生活の欧米化」といわれていますが、それに応じて、日本でまさに発生率が急上昇しているのが、心筋梗塞、脳梗塞、大腸ガン、乳ガンなのです。
  最近は、30歳台で心筋梗塞を起こす人をよく見かけるようになりました。また、大腸ガンの死亡率はうなぎのぼりで、近年肝臓ガンや胃ガンを抜くだろうと予測されています。
  それらの原因は、「魚介類の摂取量減少による血中EPA、DHA濃度の低下である」と断言していいでしょう。
  健康管理指導を求めてメディカルサロンに入会した人の血液中のEPA濃度やDHA濃度はもれなく測定していますが、確かに欧米型の食生活の人や、若いときに肉をよく食べていた人のそれらの濃度はかなりひくくなっており、EPAで1%以下、DHAで2%以下の人がすくなくありません。このデータは欧米人なみの数字であり、その人たちの将来には、心筋梗塞、脳梗塞、大腸ガン、乳ガン(女性の場合)が心配されます。
  日本人の皆さんは、いかに外食が多くなろうとも、いかに肉が安価になり魚介類が高価になろうとも、いかに肉が調理しやすく魚介類が調理しにくくても、決して魚介類の摂取量 を減らしてはいけません。特に体が大きくなっていく成長期の食べ物の内容は重要です。子育てが関係する時期には特に意識してください。 長寿を目指す上で、つまり寿命管理の上で、EPAやDHAがとても重要な役割を担っているということは忘れないようにしましょう。
  なにせ、啓蒙活動をすすめると平均寿命が延びることが実証されています。 切なる思いで伝えていきたいことなのです。

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